Simple and Natural ,As nature intended
よりシンプルに。よりナチュラルに。
自然界がそうであるように、私たち人間ひとりひとりの生き方も見直すときなのかもしれません。
オーガニックでプラントベースの食を追求する事は、お客様と地球の健康を考えた上で当たり前の選択であり責任です。
オーガニックをニュートラルな世界に。
オーベルジュとして、その土地やなるべく近郊から食材を探し、その土地でしか味わえない料理を提供すること。
また、フードマイレージなど環境への影響を考慮しながら、安全で新鮮な食材で料理を提供すること。
それが私たちの考える最大のホスピタリティです。
食の知識や技術を学び、見せかけの食材や調味料に頼らず、手抜きせずに、作り立てを召し上がっていただく。
「美味しさ」はそんな当たり前の上に成り立っていると考えています。
例えば、鳥たちの鳴き声がたくさん聞こえる土地は生態系が豊かな指標になります。
様々な種類の鳥たちが住み着く場所には、餌となる虫や植物が多く住んでいて、その土地が汚されていない証拠になります。
人間は植物と違い、他の生命を体に取り入れなければ体を維持できません。
畑と人間の体の構造は似たようなもので、化学的な農薬や添加物はその処理に大量のエネルギーと時間がかかります。
旬の野菜を美味しく感じる理由は、その季節に必要な栄養素を含んでいるからであり、次の季節に命を繋ぐ役割を担います。
自分の体にとって意味があるから美味しく感じ、食べたくなる。
人間が感じる味はすなわち栄養素であり、植物や動物の生命エネルギーです。
「美味しさ」の定義や考え方は人それぞれかもしれません。
ただ、私たちは【自然由来】ということが大前提だと思っています。
自然の中に身を置き、土に触れ、季節を感じ野菜を育てる。
人間も自然の一部であり、自然の摂理を知ることが「美味しさ」を理解する一番の近道だと考えています。
化学的な薬や添加物を使わない意味は、その方が自然で合理的であるためです。
その土地の食べ物はその土地の生きものを活かし、独自の個性と価値を育みます。
その季節に摂れる野菜たちは、それぞれの季節に適した栄養を与えてくれます。